映画・テレビ

「シッコ」−民営化信仰に対する警告

マイケル・ムーア監督の「シッコ」をみて、日本に公的な健康保険があって本当に良かったと思った。小泉元首相が郵政民営化ではなく、健康保険民営化をしていたら、日本人もこの映画のように過酷な状況に陥っていただろう。テレビで外資系保険会社が大量にCM…

「ランド・オブ・プレンティ」−滑稽なまでに哀れなアメリカ

ドイツ人の映画監督であるヴィム・ヴェンダースの「ランド・オブ・プレンティ」を見た。本作もヴェンダースが得意とするロードムービーだが、非常に政治的な映画だったので、興味深かった。 9・11以後、アメリカ批判の映画としては、マイケル・ムーアの「…

「グッバイ、レーニン!」

先日、近くの映画館で「グッバイ、レーニン!」が偶然上映されていたので、見に行った。ドイツ本国では話題になった映画だが、日本ではそれほど知られていない映画だと思う。 あらすじの紹介は他のサイトに委ねるとして、ここでは簡単に感想だけ。 母親に東…

「ボウリング・フォー・コロンバイン」と日本における中国人

先日、テレビでやっていたムーア監督の「ボウリング・フォー・コロンバイン」を見た。コロンバイン高校の乱射事件からアメリカの銃社会を考える映画だが、ムーア監督の突撃取材や、サウスパークのアニメを使ったエンターテイメント的要素が効果的で、何より…

「華氏911」でブッシュ政権の異常さを再確認

マイケル・ムーアの「華氏911」を見たのが、偶然にも9月11日になった。小泉首相が映画を見る前から「偏った映画」と言ったり、ネットや読売新聞などでプロパガンダ映画という批判も多いが、見てみないことには批評できないので、私は久しぶりに映画館に足を…