2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

靖国問題と憲法9条

前回の記事「『ブレア時代のイギリス』−イギリスの労働党と日本の民主党」は、最後の方で靖国問題に少しふれることになった。私は靖国問題については詳しくないので、あまりふれたくなかったのだが、大阪高裁で違憲判決が出ているとおり、私は首相の靖国参拝…

『ブレア時代のイギリス』−イギリスの労働党と日本の民主党

山口二郎著『ブレア時代のイギリス』(岩波新書)は、日本の民主党を考える際に参考になるイギリス労働党について書かれた本であるので、民主党を考える際にはぜひ読んでおきたい本といえる。 ブレアは「大統領型首相」、「選ばれた独裁者(elected dictator…

『昭和史の決定的瞬間』−社会大衆党と民主党

坂野潤治著『昭和史の決定的瞬間』(ちくま新書)は、今までの常識を覆して、日中戦争直前まで民主化が進展していたことを明らかにしている。先日、NHKで戦前のカラー映像の番組を見ていたら、現在の映像を見ているような不思議な気分にとらわれた。戦争前に…