2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ハンナ・アーレントによる労働観の再考(2)

「ハンナ・アーレントによる労働観の再考(1)」の続きです。 前回はマルクスの労働観までをみてきましたが、今回は本題の、アーレントの労働観が登場します。アーレントは、「労働」「仕事」「活動」の3つの活動力を独自に概念化します。 以下、『ハンナ・…

ハンナ・アーレントによる労働観の再考(1)

日本人の勤勉さが、日本を世界第二位の経済大国にさせたともいわれる。しかし、その実態は、過労死する人が後を絶たず、不景気になってからもそれは変わらない。 労働至上主義は、科学的社会主義を生み出したカール・マルクスなどに源流を求めることができる…

『拒否できない日本』−アメリカ合衆国のための日本政府

マンションの耐震強度偽装事件で、その物件の多くの建築確認を民間のイーホームズが行っていたことで、建築確認の検査機関を民間に開放した規制緩和に対して、マスコミ等で様々な意見が出た。しかし、それは一連の規制緩和の一部でしかなく、1998年に建築基…