Live 8 インターネット中継をみて

 Live 8は日本の幕張を含めて10都市で開催されたが、AOLのサイトでロンドンなどいくつかの都市のライブ中継をすることを知り、ロンドンの開催時間に合わせてAOLのサイトにつなげてみると、ADSLで簡単につながった。小さな画面に写るのは、まだ昼間のロンドン・ハイドパーク。大観衆に囲まれたステージにUKロックシーンの大物たちが次々に登場し、あまり詳しくない私が見ても、豪華なメンバーだった。

 私が見たときには肝心のU2と、前の記事で散々けなしたものの本当は好きなColdplayCCCDはやめてほしい)は既に終わっていて、あのビル・ゲイツが出てきた。何か少ししゃべっていたが、私は残念ながら英語がわからない。

 ウインドウズは使っていてもビル・ゲイツには興味がないので、少したってからまた見てみると、Stereophonicsが登場。Stereophonicsは知らなかったが、なかなかいいパンクバンド(パンクというのかわからないが)だった。その次に出てきたのが有名なREM。ボーカルは目の周りを青くしてエイリアンに扮しているようで、クネクネした動きが面白かったが、まじめそうな人だった。その後、なんと国連のアナン事務総長が登場したが、場を盛り下げないようにしたのかわからないが、一言二言話しただけですぐに引っ込んでしまった。Ms Dynamite、KeaneTravisと続き、TravisとLive 8の呼びかけ人であるBob Geldofが出てきて、なにやら有名そうな歌を歌った。「I Don't Like Mondays」という歌らしい。

 私のお目当ては次のAnnie Lennoxで、年をとっていても、今なお現役で健在のところを、インターネットとはいえ、生中継で見られて感動した。「Little Bird」の選曲が良い。ユーリズミックステクノサウンドはあまり好きではないが、あのSweet Dreamsを披露したりしていた。

 お目当てが見られて、日本時間午前2時近くになったので、その後、眠りに入り、午前5時頃に起きてまた見始めると、 Stingが登場。バックの映像にG8の政治家の顔が次々に映し出され、金持ちニッポン(本当にそうだろうか?)の小泉氏も頻繁に登場。

 次のMariah Careyはあまり好きではないので、ここでまた見るのを中断。

 その後、朝のニュースでLive 8が取り上げられているのを見て、フィナーレを見たくなって、またAOLに接続したら、あのPink Floydが演奏中。私はよく知らないが、ファンは感涙ものなんだろうと思って見ていると、次に大トリPaul McCartney登場。Helter SkelterやHey JudeビートルズのPaulMcCartneyが歌っているのをインターネット中継で見ていると、ビートルズの時代から21世紀という時間を越え、ロンドンから東京という距離を越え、とても感動して、幸せな気持ちになった。朝になった東京で、夜が更け始めたロンドンがHey Judeの大合唱でフィナーレを迎えたのを見ていたのである。

 Live 8にはブレア政権の政治的思惑を感じるので、全面的に賛同するわけではないが、とてもいい思いができたので、関係者に感謝するとともに、やはり多少アフリカのことを考えた方がいいのかもしれないと思った、2005年都議選投票日の朝であった。

参考WEB

AOL Music LIVE 8 on AOL UK

LIVE 8 JAPAN

Live 8リポート、まだ書きかけです。(Not a new England --おまえをメディアウオッチ)